同時代を生きる美術作家の幅広い表現や思考に触れる。また、作品を介して東近江市に根ざす歴史や自然を再発見する。そうした経験を通して、私たちの視野を広げ心の豊さを養う機会となることを目指す企画展「Know Arts」シリーズの第二弾を開催いたします。
今回は滋賀県を拠点に活動する西川礼華、葛本康彰を紹介いたします。ことうヘムスロイド村で制作を行う西川は、地中の微動や瞬時には捉えられないような自然の変化や循環を描き、繊細さとダイナミズムを同居させながら作品を佇ませます。比叡山の麓で制作を行う葛本は、普段何気なく触れている「自然現象」に目を凝らし、それらを彫刻・絵画として可視化します。自然によって現れる姿・形をテーマに二人の作品を会場に構成します。そして今回は永源寺地域で採集した流木や廃材などを用いて葛本独自の手法で空間の中に構造体を出現させます。細部まで豊かな二人の作品と出会いその空気に触れることで、身の周りの自然や、それらを感じる身体感覚を澄ますような鑑賞体験を作り出します。
Know Arts vol.2 現れる姿形 西川 礼華・葛本 康彰 展
会期:2021年1月16日(土)~1月31日(日)
時間:9:00~17:00
休館:2021年1月18日(月)、1月25日(月)
会場:東近江市立八日市文化芸術会館・展示室
(滋賀県東近江市青葉町1-50)
入場無料
《作家プロフィール》
西川 礼華 Nishikawa Ayaka ことうヘムスロイド村 所属
1988年 滋賀県生まれ
2013年 京都市立芸術大学美術研究科修士課程日本画専攻 修了
2015年 滋賀県次世代文化賞受賞(滋賀)
2018年 第5回 続・京都日本画新展/京都駅伊勢丹「えき」KYOTO(京都)
2019年 個展「残香」/青岸寺(滋賀)
2019年 グループ展 断片の誘惑/サンセイドウギャラリー(兵庫)
2020年 第1回 三越伊勢丹 千住博日本画大賞展/日本橋三越本店・美術特選画廊 (東京)
葛本 康彰 Kudzumoto Yasuaki 大津市在住
1988年 奈良県生まれ
2012年 京都教育大学教育学部学校教員養成課程美術領域専攻 卒業
2014年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程 修了
2019年 藝文京展EX ~つなぐ~/京都芸術センター(京都)
2019年 Aspects of light/成安造形大学【キャンパスが美術館】(滋賀)
2020年 Kyoto Art for Tomorrow 2020 -京都府新鋭選抜展-/京都文化博物館(京都)
2020年 ニュー・ロケーション -維持される気配-/藤樹の里文化芸術会館(滋賀)
2020年 人間と空気 human and air (life in the bottom of the blue air)/AIR南山城村“青い家”(京都)
《関連イベント情報》
1.作家によるギャラリートーク 申込み不要
日時:1月16日(土) 10:00 〜 11:00
本展で展示される作品についてや、東近江市で採集した素材で今回のために制作された作品に
ついて作家から詳しくお話を伺います。
2.ことうヘムスロイド村に訪問しよう! 要申込み (電話・窓口にて受付)
日時:1月23日(土) 14:00 〜 15:30 定員10名・先着順
東近江市平柳町の小さな森の中にある、5組の作家と一軒のカフェが集うことうヘムスロイド村。
普段はなかなか見ることができない作家の制作環境に訪問してお話を聞きましょう。
3.「コトバ」と「カタチ」 流木で造形ワークショップ 要申込み (電話・窓口にて受付)
日時:1月31日(日) 13:00 〜 15:30 講師:葛本 康彰 定員15名・先着順 要材料費
永源寺で採集した流木や廃材を用いて、自然の中にある姿・形を感じながら作品を作ります。
《お問合せ・関連イベント申込み》
Tel 0748-23-6862
IP 050-5801-6862
- 公演名
- Know Arts vol.2 現れる姿形 西川 礼華・葛本 康彰 展
- 開催日時
- 2021年1月16日(土)~1月31日(日)月曜休館 9:00~17:00〈入場無料〉
- 会場
- 八日市文化芸術会館 展示室