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北山善夫展はじまりました

2015110 日更新

北山善夫(1948~)は、絵画や彫刻の制作をする現代アート作家で、滋賀県旧八日市に生まれ、幼少期は京都市で育ちました。

子供の頃は、母親の実家がある八日市によく遊びに来られていました。

そんな北山を小学三年生、中学一年生と18歳の時に重い病が襲い、病臥となります。中学を卒業後、友禅の職に就きますが、死ぬかもしれない重い病に罹ったことが大きなきっかけとなり、芸術の道に進む決心をします。

1979年頃より、主に京都や大阪のギャラリーで作品を発表し作家活動の礎を築いてゆきます。1982年にはイタリアのベネチアで開催される国際的な芸術イベントであるベネチアビエンナーレ展に日本代表として選ばれ、世界的に注目される作家となりました。

1995年、竹で作られた立体作品が「てんびんの里文化学習センター」(東近江市五個荘竜田町)ロビーの吹き抜けの空間に設置されました。「まず始めに語ろうとすることは・・・」と題された作品の解説板には「作品は永遠に始まろうとする意欲と意欲の継続で形づくったものです。」とあります。最初に何か小さな一粒が有り、分裂や増殖をくり返し、あるものは消滅したりしながら、やがて一つの形となる。それは、北山の作品の姿であり、人や、人が創り出す歴史や文化の構造にも似ています。
北山によってエネルギーが注がれた作品は見る人を引き付け、感じさせ、思考する場を与える力を持っています。

本展では、今回、始めての試みとして、絵画・彫刻・インスタレーションを一会場で展示し北山善夫の世界を紹介します。
東近江地域に住む一人でも多くの方に北山芸術を鑑賞して頂きたいと思い企画した展覧会です。

1月10日(土)から1月30日(金)まで
休館日 1/13、1/19、1/26
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