LIFELONG

ライフロング講演会「虐待から学んだ、幸せの扉を開く鍵」開催。壮絶な実体験を語られ、参加者は真剣に聴講されました。

2014610 日更新

 今年度最初のライフロング講演会を6月7日(土)に建部コミュニティセンターを会場にして午後7時30分~9時に開催しました。

 建部コミュニティセンターのご協力を得て、建部地区人権のまちづくり協議会、建部地区青少年育成会との共催となった今回は、建部地区の住民のみなさんほか市内外より参加された90人近い方々で会場はいっぱい。

 「虐待から学んだ、幸せの扉を開く鍵」のタイトルで、虐待防止活動家、上原よう子さんが自らの実体験を語られました。

20140607uehara02.jpg

 17年間受け続けてきた実父と養父からの虐待の凄まじさに、みなさん真剣なまなざしで聞き入っておられます。家出をし、その後めぐりあった人との結婚、出産、子育てをとおし、虐待問題研究所を立ち上げた経緯や想いを一生懸命訴えられました。

20140607uehara03.jpg

 なぜ虐待されたのか、虐待された子の心理状態や将来の影響、虐待連鎖について、どうしたら防げるのかなどを語られた80分の講演はあっという間の時間でした。

 参加された方のアンケートから
・貴重な体験を真剣に聞きました。ありがとうございました。
 自分の宿命を使命にかえて活動していることに感動しました。

・すさまじい幼少体験に驚くとともに、自分の周囲でそういうことが
 ないように気を配らなければいけないと思った。

・虐待件数が思っていたより多いのに驚いた。

・頼れる大人が周囲にいない…これにどれだけ絶望されたかを思うと身震いがする。

・実体験を聞かせていただき、世の中にはこんなひどいことがあるのかと思いました。
 地域、職場、私生活で頼れる大人になりたいと思いました。

・3人の子どもを育てた父として反省する内容もあり、大変有意義な講演であった。
 近年虐待のニュースが多く報道され、驚くことが多い。自分たちの子どもが家庭を持ち子育てをしていくのを影ながらサポートしていきたく思います。

 わずかな時間でしたが、受けとめていただいた想いを少しでもこれからの日常生活の中で、または、地域のまちづくりに活かせていただければありがたいと思います。

今回の講演の様子は上原さんのブログにも掲載されています。

上原よう子さんのブログ

 建部コミュニティセンターと役員のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。

20140607uehara04.jpg

 今後も市内のコミュニティセンターを会場に、様々なテーマで地域のまちづくりに少しでもつながるヒントとなるようなライフロング企画を提供していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。
 ライフロング講演会へのお問い合せは八日市文化芸術会館内ライフロング(TEL 0748-23-6862)まで

20140607uehara01.jpg